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知らない顔 前編
久しぶりに7人で集まった、いつもの居酒屋。

個室には3組のカップルとあぶれた男が一人!

いつものようにバカ騒ぎをしながら、メンバーは未成年のくせにお酒なんかを飲んでいた。

ただしお酒の弱い理央奈だけはウーロン茶!

自分だけお酒を飲ませてもらえないことに文句を言いながらも

以前の醜態を亀梨に指摘されて反論できない理央奈は、渋々ウーロン茶で我慢しているらしい。

暫くして亀梨がトイレから帰ってくると

さっきまでウーロン茶を飲んでいた理央奈がオレンジジュースを飲んでいることに気がついた。

「理央奈 オレンジジュースにしたんだ?」

「うん! あたしだけジュースって納得いかないけど・・・」

「納得いかないってお前まだ言ってんの?

・・・自分がお酒弱いの分かってんだろ!

この前だってコップ一杯のビールで酔ってマキちゃんたちに迷惑かけたろ?」

「分かってるよ。だから今日はジュースにしてるじゃん」

唇を尖らせて文句を言っている理央奈の頭をポンポンと優しく叩き、亀梨は小さく微笑んだ。

「しかしお前たちまで付き合い始めるとはなぁ・・・」

聖がビールを飲みながら、突然呟いた。

お前たち・・・それはもちろん中丸と涼子のことだ。

顔を見合わせ照れくさそうに笑う二人を見て

「意外なんだけど、納得しちゃうんだよね」マキもポツリと呟く。

「お前ら身近なところでくっ付き過ぎなんだよ!」

今日は自分だけが一人の聖が嫌味を込めて文句を言うと

「聖 今日は純ちゃんなんで来なかったんだ?」と赤西が問いかけ

「明日が期限の課題があるらしくて、どうしても来れないって・・・」聖は残念そうに答えた。

「なんだ。もうフラれたのかと思ったよ」ニヤリと笑う中丸の言葉に

「お前こそ涼子ちゃんにフラれないように気を付けろよ!」と反論する聖。

「だいじょ~ぶだよ。涼子は、ゆっちのこと大好きだって、言ってたもんねぇぇぇ」

さっきまで普通に話していた理央奈の言葉が何故だかおかしい!?

そして亀梨に思い切り顔を近づけ「和也くんも、あたしのこと好き?」と問いかける理央奈。

手にしているオレンジジュースをグイッと飲み、「あいしてる?」また彼に問いかける。

「お前なんで酔ってんの?」

困惑した表情で理央奈の手にしているオレンジジュースを取り上げると

亀梨はそれを一口味見した。

「これお酒じゃんか!オレンジジュースじゃなかったのかよ!」

「オレンジジュースだよ。だって・・・ネーブルって書いてあったも~ん!」

ニコッと笑い彼が手にしているグラスを取り上げようとする理央奈。

そう、彼女がオレンジジュースだと思って注文したのは「ファジーネーブル」

甘い飲み口で女の子にも飲み易い、列記としたお酒だ。

「お前・・・酒は飲むなって言っただろ!」

「だから飲んれないじゃん。これはオレンジジュース!」

取り返したお酒を飲もうとする理央奈からもう一度お酒を取り上げると

店員を捕まえウーロン茶を注文する亀梨。

「飲み物はラストオーダーになりますがよろしいですか?」

飲み会が始まってもうすぐ2時間。

次に行く場所を相談しようと思っていた矢先の出来事。

「ねぇ あいしてる?」理央奈はまだ亀梨に問いかけている。

そんな理央奈の頭をポンポンと叩いてなだめ「俺、こいつ連れて帰るわ」亀梨がそう言うと

「理央奈うちに泊まることになってるよ」とマキがサラッと呟いた。

「えっ マキちゃんちに?」

「うん! だから亀ちゃんと泊まっても平気だよ」

マキの言葉を聞き戸惑う亀梨の隣で

「和也くんと、お泊りしゅる~!!!!」理央奈が叫んだ。

「いいからお前は黙ってろ!」

そう言って亀梨に怒られると理央奈は思いっきり拗ねた顔をして

「和也くんはあたしと、お泊りしたくないの?」と目に涙を溜めて問いかけた。

「そうじゃなくて・・・」

【お母さん達に嘘つく事になんねぇかな・・・ マジでどうしよう】

亀梨の心配をよそに、覚束ない足取りで帰り支度を始める理央奈。

割り勘で会計を済ませ店の外に出ると亀梨は理央奈の腕を掴み

「やっぱり今日は帰ろう」と告げ

「和也くんと、一緒にいるの~!!!」駄々をこねる理央奈を抱き寄せた。

「お泊りはまた今度な。今日は取り合えず帰ろう」

「また今度なんて、ないじゃん。門限あるのに、お泊りなんて出来ないじゃん」

何度もイヤイヤ!と首を振り、帰りたくないと主張する理央奈を見て

マキが亀梨に諭すように呟いた。

「理央奈いつも言ってるんだよ。もっと和也くんと一緒にいれたらいいのに・・・って。

和也くん大学やバイトが忙しくて一緒にいられる時間少ないのに

自分には門限まであるから益々一緒にいられる時間がない。

時間を気にせずに、一緒に入れたらいいのになぁ・・って」

「それは俺も思ってるけど・・・」

「今日ぐらい一緒にいてやってよ。理央奈の家には、あたしから電話入れとくから」

「・・・だけど」

「亀、理央奈ちゃんのワガママ聞いてやれよ。

理央奈ちゃんがワガママ言うことなんて、滅多にないだろ」

赤西の言葉を聞き、自分に抱きつき甘える理央奈を見つめる亀梨。

【そうだよな。いつも寂しいの我慢させてんだよな。

理央奈がワガママ言うことなんて初めてだよな。

いつも思ってても、言えなかったんだろうなぁ】

理央奈の髪を優しく撫でマキに彼女の家に電話をすることを頼むと

亀梨は理央奈を連れてタクシーに乗り込んだ。

そして5人は駅の近くのカラオケ店に向いて歩き出し

少し先を歩いていた中丸はドキドキしながら隣を歩く涼子に問いかけた。

「涼子ちゃんもマキちゃんちに泊まりに行く予定だったの?」

「えっ うん、そうだよ」

「あの・・・あのさぁ・・・やっぱり泊まるの? マキちゃんち」

額に薄っすらと汗を浮かべ緊張した面持ちで問いかけてくる中丸を見て

涼子は思わずクスッと笑ってしまった。

付き合い始めて1ヶ月。実はまだ2度目のエッチはしていない。

中々誘ってこない中丸に小さな不安を覚えていた涼子は

テレやな彼がやっと示した誘いに気づき、自ら彼の腕の中に飛び込む覚悟を決めると

恥ずかしそうに笑う中丸に微笑み返した。

そんな睦まじい二人の様子を後ろから眺めていたマキは少し寂しい気持ちになり

「どうした?」心配そうに問いかけてくる赤西に小さく首を振って答える。

【どうして寂しい気持ちになるんだろ。・・・ヤキモチ・・・妬いてるみたい】

それぞれが幸せな恋を手に入れたことを本当に嬉しいと思っているのに

当たり前のように過ごしてきた3人の時間が

このまま失われていくようでマキは少し悲しくなった。

そんなマキの様子を見て「大丈夫だよ」と呟く赤西。

顔を上げ自分の顔をじっと見つめるマキに

「一緒にいる時間が長い事が友達の証じゃないだろ? 

それにお前には俺がいる。だからそんな顔すんなって!」

赤西はそう告げて、優しくそっと手を繋いだ。

「あのさぁ・・・二人の世界に入らないでくれる? 俺はどうすりゃいいんだよ」

赤西の隣を歩いていた聖がいたたまれなくなり呟く。

「あっ お前いたんだっけ?」

冷たい赤西の言葉に

「隣も前もイチャイチャしやがって、俺だって、俺だって~!!!!」

聖はそう叫びながら二組のカップルの間を邪魔をするように走り抜けて

一人先にカラオケ店に走っていた。

「何やってんだ・・・あいつ?」

呆れた顔でぽつり呟くと中丸は涼子の手を引いて、聖の後を追いかけて走り出し

「走らなくていいじゃんかよ!」文句を言っている赤西は

マキに怒られながら渋々走り出した。

結局最後は彼女に怒られる赤西。

きっとこれから先も、そこだけは変わらない。





タクシーに乗り込み、いつも使っているホテルへ向かうように運転手に告げると

亀梨は赤い顔で少し眠そうにしている理央奈の肩を抱き寄せた。

「眠いの? やっぱり家に帰るか?」

「いやだ。和也くんと一緒にいる」

「・・・いつも我慢させてごめんな。やっぱり寂しかったか?」

「うん。もっと和也くんと一緒にいたいよ」

普段は笑って「大丈夫だよ」と答える理央奈が口にした、本当の気持ち。

亀梨のシャツの裾をギュッと握り

「今日はずっと一緒にいてくれる?」と甘えてくる理央奈のおでこにそっとキスを落とし

「いいよ。朝まで傍にいるよ」亀梨はそっと彼女の耳元で囁いた。

甘えん坊の彼女が自分の為にとずっと我慢していた気持が愛おしく

運転手の存在を忘れた亀梨は自分の肩に寄りかかり瞳を閉じている理央奈に

そっと唇を重ね合わせた。

「うぅ・・・ん!」

その瞬間聞こえた運転手の咳払い。

亀梨は慌てて唇を離し、物足りなさそうに見つめ返してくる理央奈の頬にそっと触れた。

【眠そうなのか、誘ってんのかわかんねぇな】

そんな事を思いながら・・・



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  • rumi
  • 嬉しい!
    hirariちゃ~んなかなかコメ出来ませんが、楽しくおじゃまさせてもらってます!ちょうど和也と理央奈に逢いたくなって「あなたの~」を読み返していたところだったんです。まさか最終回upされるとは、、。ほんとに嬉しいです!
    あいかわらず和也ツンデレでたまらな~い!!裏がちょ~楽しみです。理央奈がみだれるなんてのもちと期待。。エヘ

  • ばばちゃん
  • お久しぶりです!!
    この話の続き書いて下さったんですね(≧∀≦)

    私話、ひらりさんの小説の中で一番このお話が好きなので、時間があればしょっちゅう頭の中で実写化してます(´∀`)
    続きが読めて本当に嬉しいです!!!

    今年受験生になってしまって( ̄△ ̄;)
    ますますコメントする時間や読む時間がなくなるかもしれませんが…
    またコメントしに来ますね!!

    あと、後半も気長に楽しみに待ってます♪
  • runa
  • コメントする順番違くて、また書くかも知れませんが、書いてくれて嬉しい!!正直、この小説が、一番好きだったので!!でも、本当の最終回か・・・寂しいです・・・又、小説書いてくださいね!!気長に楽しみに待ってます!!
    後、ずら~っと、一気にコメントしてすいませんでした。
    こうなるってわかってなくて。
    これからは、程よくコメントさせていただきます!!
  • ドキンママ
  • 本当にこのお話は楽しく読ましてもらいました。
    続きが読めなくて残念でなりません
    どうか、首を長くして待つ私に後編を読ましてください
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    あとギャル文字は解読不可能なのでご遠慮いただきたいです。
    ホントに読めないんです。ごめんなさい。

    諸事情で隠しコメントは受け付けていませんし、コメレスもしていません。

    ごめんなさい


    ひらり
    プロフィール

       hirari

    Author:   hirari
    中1の男の子、小3の女の子の母です。

    亀ちゃんが好きすぎて息子に呆れられ、旦那に「うざい」と言われたちょっとアホな30代です。

    仁亀萌えしておりまして、腐った発言多々あります(笑)。

    今後もKAT-TUNと仁、両方を応援していきますのでよろしく!



    ひと恋の弘人で亀堕しました。

    めっちゃ長い「ひと恋」感想、小説「さがしもの ~弘人と菜緒~」など書いてますので、良かったら読んでやってくだパイ。


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    お知らせ
    「LOST MY WAY」
    ~果たされた約束~

    魂での亀ソロを見て頭の中に浮かんで来たストーリーを小説にしてみました。

    切なくて甘いお話です。

    良かったら読んでみてください。


    -- E N D --
    .
    .
    オリジナル小説
    趣味で始めた小説
    まだまだ下手くそですが、少しづつ書き続けていくので良かったら読んでください。

    「さがしもの 弘人と菜緒」
    ≪ 全25話+特別編 ≫

    「あなたの笑顔 わたしの涙」
    ≪ 全58話+番外編 ≫

    「LOST MY WAY」
    ≪ 全34話 ≫

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     「 夢の中で・・・ 」
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     「 私の隣・・・ 」
     「 きっと 」
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     「 言葉 」
     「 何もいらない 」
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