*All archives* |  *Admin*

2017/08
<<07  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  09>>
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
あなたの笑顔 わたしの涙 ≪ 38話 ≫
「ごめんね 和也くんもお家の人待ってるよね?

 あたしなら大丈夫だから帰っていいよ」

自分に気を使ってそう告げてくる理央奈に亀梨は

「そういう訳にいかねぇだろ 俺なら大丈夫だから、香理奈さんが帰るまでいるよ」と

優しく返事を返して「夕飯どうする?」と彼女に聞いた。

「お姉ちゃんが帰ったら食べに行こうって言ってたから、何も準備してないよ

 今から買いにも行けないし、食べにも出れないよね

 もうお姉ちゃん何やってんの~!!!」

香理奈がこんな風に時間を守らなかったのは初めてのことで

理央奈は驚くというよりも何かあったのではないかと心配になりながらも

彼ともう少し一緒にいれると思うと

嬉しい気持ちもあり、複雑な気持ちになっていた。

「何かとるって言っても元旦だからピザくらいしかないよね?」

「俺はピザでもいいけど?」

「元旦の夕ご飯がピザってなんだか・・・ね」理央奈はブツブツと文句を言いながら

ピザのメニューを見るために亀梨と一緒に1階のリビングに向かい

二人でソファーに座ってメニューを見ながら電話で注文をしてピザが届くのを待った。



ピザが届くまでの時間 二人はお正月のお笑い番組を見ながら、大笑いをしたり

他愛もない会話をして、理央奈は無意識の内に亀梨の肩に寄りかかり

彼はそっと理央奈の肩を抱いた。ふと彼の顔を見上げる理央奈

すると二人は目が合い、どちらともなく顔を近づけ、そっと唇を重ね

柔らかで暖かいキスを繰り返していると、何故か理央奈がクスッと笑い

亀梨は唇を離し不思議そうに「どうした?」と彼女に問いかけた。

「だって、こんな時間にしかも家のリビングで和也くんとキスしてるなんて

 ありえないなって思ったらおかしくって・・・」そう言って理央奈は、また笑って

亀梨も「確かにな・・・」と笑みをこぼしながら

下を向いている理央奈の顎をクイッと上に向かせ、もう一度唇を重ねた。

ぎこちなさの残る理央奈との何度目かの深く甘いキス

亀梨は彼女の肩を抱く手にギュッと力を入れ、彼女の体を強く引き寄せ

理央奈の柔らかな髪に指を絡ませた。

そしてその指は、彼女の首をそっとなぞって胸元へ下りていき

少しくすぐったい様な甘い刺激に、理央奈は思わず息を漏らし、彼の服をギュッと握った。

しかしその時、玄関のチャイムが鳴り、驚いた二人は体を離し

先ほどピザを注文した事を思い出した理央奈は、急いで玄関に向かい

我に返った亀梨は、彼女の後姿を見ながら

思わず流されそうになった自分を戒めるように、小さく舌打ちをした。

ピザを手に戻ってきた理央奈の頭をそっと撫で、「ごめん」と謝る亀梨

ハニカミながら首を横に振り、ピザをダイニングテーブルに置いて

お皿とグラスを取りにキッチンに向かった理央奈の胸は

彼に鼓動の音が聞こえてしまうのでないかと心配になるほど、ドキドキしていた。

そして何もなかったように平静を装い、ピザを食べる二人

だけど、時々照れくさくなって笑みがこぼれる

そして亀梨はキッチンでお皿とグラスを片付けている理央奈を、愛おしく思いながら

今自分がするべきことを頑張ることを再確認して、天井を見上げながら大きく息を吐いた。



夜10時過ぎ 香理奈の帰りが遅いことが心配になった理央奈は

先ほどから何度も姉の携帯に電話をするのだが、香理奈が電話に出ることはなく

理央奈は不安を隠せず彼に寄り添い

亀梨の腕をギュッとつかんで不安な気持ちを口にした。

「お姉ちゃんが約束の時間に遅れたことなんてないのに・・・

 ましてやこんな遅くなるなんて・・・

 和也くんどうしよう 探しに行った方が良いのかな?」

「探すって言っても、どこを探せばいいのかわかんねぇよ」

「そうだよね お姉ちゃん何で電話に出てくれないんだろ」

「俺 やっぱ駅の方まで行って来るわ ここで心配してても仕方ねぇし」

そう言って亀梨がソファーから立ち上がったとき、玄関のドアが開く音が聞こえ

二人は急いで玄関に向かい

疲れたように呆然と立ち尽くす香理奈を見てホッとしながらも

いつもと様子の違う姉に驚き、理央奈は恐る恐る声をかけた。

「お姉ちゃん どうしたの?連絡もしないで・・・・心配したじゃない」

「・・・・心配かけてごめん」そう謝る香理奈の目から突然涙が零れ落ち

彼女は崩れ落ちるようして玄関に座り込んだ。

突然の出来事に驚き戸惑いながらも二人は

香理奈を抱えるようにしてリビングに連れて行き

ソファーに座らせ、理央奈は何があったのか説明して欲しいと姉に求めた。

そして亀梨は姉妹二人の方がいいのではないかと思い

理央奈にそのことを告げ静かに玄関を出て帰っていった。

姉が帰ってくるまで、家にいてくれた彼にきちんとお礼を言えないまま

亀梨が帰ってしまったことが気になりながらも理央奈は

姉の涙の訳がどうしても知りたくて香理奈の隣に静かに座った。

「お姉ちゃん 何があったの?」

「あたしの見間違いかも知れない・・・そう思ったんだけど

 もしかしたらって思うと、会いたいと思う気持ちが止められなくて

 こんな時間までずっと彼を探しちゃった」か細い声でこぼすように呟く香理奈

「彼って・・・・・・・・・もしかして准一くん?」

「2週間くらい前に五反田の駅のホームで彼に似た人を見かけたの

 だけど8年も会ってないし、彼がこんなとこにいるわけないって思ったから

 その時は勘違いだって思ったの

 だけど、今日帰ってくる電車の中で准一くんに似た人が五反田の駅で降りたのを見て

 思わず彼を追いかけて電車を降りたの だけど彼を見失っちゃって・・・・

でも絶対に准一くんだって思えて、どうしても諦められなくて・・・・」

そう言って泣き崩れる香理奈を見て

姉が今でも准一くんを好きなのではないかと思っていた

自分のカンは間違っていなかったのだと思いながら

理央奈は暫く泣き続ける姉を抱きしめていた。

暫くして香理奈は涙を拭いながら

「心配かけてごめんね 和也くんにも迷惑掛けちゃったね」と謝り

「もう大丈夫だから、きっとあたしの見間違いだよ」と悲しそうに作り笑いをして

「この事お母さん達には言わないでね」と言葉を残し自分の部屋に入っていった。

理央奈は自分の部屋に戻るとすぐに亀梨に電話をかけ

ちゃんとお礼も言えなかったことを謝り、明日家に行くことをもう一度約束した。

「香理奈さん 大丈夫なのか?」

「うん 暫く泣いてたけど、今は部屋に入った」

「そっか 理由は聞かないけど、俺に出来ることあったら言えよ 

 俺たちが一緒にいられるのは香理奈さんのおかげだから、俺に出来ることはするよ」

「ありがとう あたしも何が出来るのか考えてみるよ

 今日はホントありがとね 遅くなって怒られなかった?」

「女じゃねぇんだし、それに昔は帰らない事だってあったし平気だよ」

「そっか だったらいいんだけど・・・・ホントありがとう」

「じゃあ 明日迎えに行くから待ってて」

「うん 準備して待ってるね おやすみ」

「おやすみ」そう言って切られた携帯電話を握り締め、理央奈は自分のベットの上に

横になりながら、姉の為に自分に出来ることを考え、頭を悩ませていた。



2日の朝 11時過ぎ

玄関のチャイムが鳴り、亀梨が理央奈を迎えにやって来た。

「おはよう 香理奈さんの様子どう?」香理奈の様子が気になる亀梨は、

心配そうに理央奈の顔を覗き込み

「まだ部屋から出てこないから分からない」と答える彼女に

「今日は俺の家に来るのやめた方がよくないか?」と尋ねた。

「ううん きっとそっとしておいた方がいいと思う だから大丈夫だよ でも、早めには帰るね」

と答え、香理奈の部屋の前まで行き

「和也くんの家に行って来る なるべく早く帰るからね」と声をかけ静かに玄関を出た。

そして門を出ると自転車が置いてあり、理央奈は

「たまにはいいかなと思って」と照れくさそうに笑う彼の横顔を見て

「でも、違反だよ」って意地悪く笑いながら「実はこう言うの憧れてたんだよね」って

嬉しそうに呟いた。

そして亀梨は自分の首に巻いている理央奈のくれたマフラーを外して

「寒いから」と言って彼女の首に巻こうとしたが

「それじゃあ あたしがあげた意味がないでしょ」と理央奈に怒られ

仕方なく二人で半分づつ巻くことにした。

亀梨の運転する自転車の後ろに座り、

長めのマフラーを二人で巻き、彼の背中に耳を当て彼をギュッと抱きしめる理央奈

冷たい風が二人の体を冷やしても、二人の体の触れ合ってるい部分だけは暖かく

その事が益々、二人で寄り添っていられる幸せを実感させてくれた。

赤信号で止まっている時、自分の体に回された理央奈の小さな手を

上からギュッと握る亀梨

それに答えるように理央奈も握り返し、指と指を絡め合う

手袋をしてても伝わる優しい温もり、愛しい気持ち

ピンと張り詰めた冷たい風が、行きかう人の間を通り抜けても

二人の周りの空気だけは、暖かいのは気のせいだろうか

他の人には分からない、二人だけが感じ合う、柔らかで暖かな春の空気に包まれて

家までの長い距離、背中に理央奈の愛を感じながら

亀梨は軽やかにペダルを漕ぎ続けた。



スポンサーサイト



コメントは承認制です
内容によっては削除する事、承認しないこともありますのでご了承ください。
隠しコメントは受け付けていません。
Secret
(非公開コメント受付不可)

  • えみりん
  • こんばんわ。hirariちゃん・・・・
    私の方が・・・ドキドキしちゃった(笑)
    胸元~・・・・ときて・・・・
    チャイム・・・エーッ。
    もう・・・私だったらピザより和也を食べたい(笑)
    ごめんなさい。私・・壊れてます。
    早く・・・次回読みたいです。

  • えみりんへ
  • ドキドキしてくれた?
    ちょっと期待しちゃった?
    そんな簡単には・・・・・・ねぇ(笑)

    あたしもピザより和也がいい!
    「いただきま~す!」ってこっちから襲っちゃう(笑)
    あたしは、いつも壊れてるよ(笑)
  • haruru
  • こんにちは!
    ふふふ!幸せそうだね~~!やきもち妬きそう!
    おすそ分けしてくれないかしら?
    和也くんなんでこんなに優しいの?
    もうね、なんか涙でたよ!
    おねえちゃんのこともあるからかな?
    やっぱりみんなには幸せな恋をして欲しいな!(ははっ!誰に言ってるんだか・・・)
    最近涙もろくて、困るよ~!
  • haruruちゃんへ
  • あたしなんて、ず~っとヤキモチ妬きながら
    書いてるよ アホだよね(笑)
    おすそ分けして欲しいよ
    和也貸して欲しいよ~!!!

    ありゃ 涙出ちゃったの?
    泣くのはまだ早いよ~!
    これから、まだまだ大変なのよ~^_^;

    幸せな恋愛した~い! もち亀ちゃんと!
    コメントに関するお願い
    コメントは承認制になっておりますので、承認後に掲載になります。
    内容によっては承認しない。削除する事もありますのでご了承ください。

    初めてコメントされる方は、必ず簡単な自己紹介と「はじめて」だと言うことをお知らせください。
    申し訳ないのですが、分からないこともあるので。

    あとギャル文字は解読不可能なのでご遠慮いただきたいです。
    ホントに読めないんです。ごめんなさい。

    諸事情で隠しコメントは受け付けていませんし、コメレスもしていません。

    ごめんなさい


    ひらり
    プロフィール

       hirari

    Author:   hirari
    中1の男の子、小3の女の子の母です。

    亀ちゃんが好きすぎて息子に呆れられ、旦那に「うざい」と言われたちょっとアホな30代です。

    仁亀萌えしておりまして、腐った発言多々あります(笑)。

    今後もKAT-TUNと仁、両方を応援していきますのでよろしく!



    ひと恋の弘人で亀堕しました。

    めっちゃ長い「ひと恋」感想、小説「さがしもの ~弘人と菜緒~」など書いてますので、良かったら読んでやってくだパイ。


    ** メルマガ発行中 **


      
    ジャニーズブログランキング


    ポチッとよろしく! (^_-)-☆

    最近のコメント
    カレンダー
    07 | 2017/08 | 09
    - - 1 2 3 4 5
    6 7 8 9 10 11 12
    13 14 15 16 17 18 19
    20 21 22 23 24 25 26
    27 28 29 30 31 - -
    H19.4.29に始めました
    カテゴリー一覧表
    遊びに来た人
    訪問してくれてありがとう
    遊びに来てる人
    現在の閲覧者数:
    こんなのやってます!
    お知らせ
    「LOST MY WAY」
    ~果たされた約束~

    魂での亀ソロを見て頭の中に浮かんで来たストーリーを小説にしてみました。

    切なくて甘いお話です。

    良かったら読んでみてください。


    -- E N D --
    .
    .
    オリジナル小説
    趣味で始めた小説
    まだまだ下手くそですが、少しづつ書き続けていくので良かったら読んでください。

    「さがしもの 弘人と菜緒」
    ≪ 全25話+特別編 ≫

    「あなたの笑顔 わたしの涙」
    ≪ 全58話+番外編 ≫

    「LOST MY WAY」
    ≪ 全34話 ≫

      携帯小説
    「声を聞かせて…Ⅰ、Ⅱ」 


     ≪携帯小説の感想はこちらに≫
    秘密の小部屋(裏小説)
    会員限定のお話しです。
    パスワードがないと閲覧できないよ!
     
      「秘密の小部屋入り口」

    ただいま新しい住人様の受付はお断りさせていただきます。
    詩の保管庫
    私が日々の生活の中で感じたり, 亀ちゃんの事を思ったりして, 書いた詩です

    ☆☆亀ちゃん☆☆
     「 幸せですか? 」
     「 夢の中で・・・ 」
     「 傷つかないでね 」
     「 私の隣・・・ 」
     「 きっと 」
     「 あなたの心 」
     「 言葉 」
     「 何もいらない 」
     「 遠い人 」
     「 寂しいね 」
     「 あなたの愛を 」
     「 あなたじゃなきゃ 」
     「 青空 」
     「 好きだから 」
     「 心の中 」
     「 嫌いになりたい 」
     「 会いに行くよ 」
     「 無題 」
     「 ジレンマ 」

    ☆☆家族☆☆
     「 11年目のラブレター 」
     「 子供の瞳 」
     「 かわいい恋人へ 」

    ☆☆その他☆☆
     「 泣かないで 」
     「 不思議な友達 」
     「 幸せだね 」

    大事なお友達
    ご紹介
    hirariの木
    検索ぷらす
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。